湿困脾胃
四文字熟語でも格言でもなく漢方用語です。
脾胃(西洋医学的には胃腸が近い)が大敵の湿によって疲労困憊してしまってる状態をいいます。脾胃の弱い人が多い日本人はこの時期ほとんどの人が湿困脾胃に陥ります。大抵は痛みを伴うわけではないので日常生活は普通に過ごせるのですが微妙に食欲が落ちたり、食欲はあっても消化能力がいつもより遅かったり、便が緩くなったり、あるいは下痢したり。
患者さん達にはこの時期の生ものは気をつけてと口酸っぱく言ってますが、他には・・
「水分補給をガバッとするのではなくチビチビ飲む」
「いつも以上によく噛んで食べる」
「座りっぱなしを避ける」
こんな点も注意してみてください。
ちゃんと守れて、梅雨明けに私から花丸をもらえる患者さんは何人いるかな?
げんこつも用意しておいたがいい?(笑)
紫陽花の季節が終わるといよいよ夏の到来ですね。